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寺社建築と文化財の探訪<TIAS>

寺社建築の起源、歴史、文化財の紹介と文化財の問題点を探訪しています。 常時更新中です!
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神社参拝の醍醐味を追求ー重要文化財の鳥居を探訪しています。

7-3 鳥居の探訪



7-3 鳥居の探訪   神社参拝の醍醐味を追求ー重要文化財の鳥居を探訪しています





  

1、鳥居の起源 

    鳥居は、神に鶏を供えるときの止まり木、すなわち鶏居であると解されている。

   表記や語源については諸説があって一定していない。

   ●『和名抄(わみょうしょう)』『伊呂波(いろは)字類抄』などには「鶏栖」と表記し

   鳥の居る所と説明している。

   ●「通り入り」「止処(トマリヰ)」の意などとも説明している。

   ●中国の華表(かひょう)を「トリイ」と訓(よ)み、わが国の鳥居と同意に解することもあるが、
    鳥居と華表は同じものではない。

    鳥居の起源は外来説と在来説とに分けられるが、現在のところどちらかに確定することはできない。

   形式からすれば、わが国の鳥居に似たものはインド(ストゥーパの前に立つトラーナ)、中国(牌楼

(ぱいろう)や前出の華表)、韓国(紅箭(こうせん)門)などにもあるが、それがそのままもたらされ

 たと考えることもできない。

    日本では天照大神が岩屋に籠(こも)られたとき、岩戸の前に木を立て鶏を止まらせて鳴かせたのが

   鳥居の始まりであるという。

    一説に天稚彦(あめわかひこ)の門前の湯津杜木(ゆつかつら)に無名雉(ななしきじ)が止まり

   居ることを鳥居の起源とするなどの説もみられるが、いずれも根拠のあることではない。

    鳥居のマークは神社のシンボルとして地図などに示されている。初宮詣でのことを鳥居参りといい、

   神社を中心にして発達した町を鳥居前町と称するなどは、鳥居が神社そのものを示す代表的な建造物で

   あるからにほかならないが、それが神社の何にあたるかは明確ではない。

    一般には神門であると説明されるが、これとて納得のできるものではない。 [ 執筆者:三橋 健 ]

2、鳥居の各部名称


グラフィックス1鳥居の名称 



3、鳥居の形式

1) 形式の分類    60数種類あるといわれています。下記のリンクを参考にしてください。

     ● 根岸栄隆の鳥居の分類   ● 鳥居色々         



(2) 各形式の特長


【神明系】

S-1

神明鳥居  (しんめいとりい)

特長

柱が垂直で笠木も貫も円柱

形状


   グラフィックス2神明鳥居

詳細

柱・笠木・貫から成り、笠木に反りがなく、柱は垂直、貫の両端は柱の外には出ない

別名

実例

神明宮に多い


S-2

鹿島鳥居(かしまとりい)

特長

柱と笠木は丸太材で作られ、貫が角材

形状


 
  グラフィックス2鹿島鳥居

詳細

鹿島神宮の鳥居を代表とすることから鹿島鳥居と言われます。貫が柱から出ているところが靖国鳥居と異なります。鹿島鳥居に額束を付けると宗忠鳥居となります。笠木に素木を用いる場合、外から見て右側を木の根元にするのが一般的だそうですが、鹿島鳥居は逆だそうです。鹿島神宮のある茨城県や香取神宮のある千葉県に多く見られる形の鳥居です。

別名

実例

鹿島神宮のある茨城県や香取神宮のある千葉県に多く見られる形の鳥居です。


S-3

春日鳥居(かすがとりい)

特長

形状


 
   グラフィックス2春日鳥居

詳細

笠木が断面で、五角形により作られ、貫は四角形により建立されているところなどの点は、伊勢鳥居に似ています。

しかし、笠木と島木がともに、その両端が垂直に切り落とされ、柱は円形にして、楔を付けている点に特徴をもっています。

別名

実例

春日大社【かすが】(奈良市)一の鳥居

 反り増しがないのが本来、若干反りがある

目黒三田 春日神社 由緒正しき春日鳥居


S-4

八幡鳥居(はちまんとりい)

特長

水平な笠木と島木の両端を斜めに切落とした

形状

  
   グラフィックス2八幡鳥居

詳細

八幡鳥居は、春日鳥居の一様式で、笠木の断面は五角形で作られています。そして、笠木ののすぐ下に四角形の島木があり、四角の貫が丸柱を貫いている点は、春日鳥居とまったく同じです。しかし笠木と島木の木口が斜めに切り落とされている点が異なっています。

別名

石清水八幡宮で最初に用いられた形であることから、八幡鳥居と言われます

実例

御髪神社【みかみ】(京都市右京区嵯峨)

八幡神社(奈良県宇陀郡御杖村)


S-5

黒木鳥居(くろきとりい)

特長

黒木鳥居は、最も原始的で素朴な鳥居です。

形状


  グラフィックス1黒木鳥居

詳細

明神鳥居が笠木、貫、柱のいずれも樹皮をむいて、丸太材の組み合わせによって構成され建立されているのに対して、樹皮のついたままの丸太材をもって組み合わされた鳥居です。黒木鳥居の樹皮をはいだら白木鳥居となります。「黒木」という言い方は「橡」からきたという説もあります。

別名

白丸太鳥居:明白木鳥居とも呼ばれます。樹皮をすべてはいで建てられた鳥居で、木肌が白く見える

実例

元伊勢皇大神社(京都府加佐郡大江町)

京都嵯峨野に鎮座する「野々宮神社」

豊受大神社(京都府加佐郡大江町)


S-6

内宮源鳥居  (ないぐうげん)

特長

形状


   グラフィックス2内宮源鳥居 

詳細

反り増し、転び、額束がない

 ・柱は八角柱 ・笠木は五角柱、両端斜め切

 ・貫は角柱状、柱から出ない

別名

実例

吉田神社(京都市)末社斎場所大元宮


S-7

宗忠鳥居(むねただとりい)

特長

形状


   グラフィックス1宗忠鳥居

詳細

柱と笠木は、丸太材で建てられ、貫は角材を使用し、その貫が柱の両端に貫き出て建立されています。

この形式は鹿島鳥居と同じですが、鹿島鳥居には額束がないのに対し、宗忠神社にある形式の、いわゆる宗忠鳥居は額束があるところに違いがあります 

別名

黒住教の教祖 黒住宗忠を祀る

宗忠神社

実例

宗忠神社(京都市左京区)

宇賀大明神(館山市)

畝傍山口神社 祓戸大神(橿原市大谷町)


S-8

三柱鳥居(みはしらとりい)

特長

正三角形平面に組み合わされ三柱の鳥居。

形状


   グラフィックス2三柱鳥居  

詳細

明神鳥居を三つ組み合わせた形式の鳥居で、大変かわった鳥居です。この三柱鳥居が湧水の上に建てられているので、湧水の神格化という説もあります。

別名

三脚鳥居

実例

木嶋神社(蚕の社・京都市右京区太秦)

三囲神社(墨田区向島)三井系の神社

南禅寺の大寧軒(京都)


S-9

唐破風(からはふ)鳥居

特長

形状


   グラフィックス2唐破風鳥居

詳細

鳥居、笠木が唐破風型をしている鳥居をいいます。唐破風とは、屋根の切妻についている合掌形の装飾板がそり曲がった曲線状を呈しているものをいいます。 

別名

実例

厳島神社石鳥居 京都御苑内

(重要美術品、室町時代)


S-10

城南宮鳥居

(じょうなんぐうとりい)

特長

京都市伏見区の城南宮の本殿に向かって正面にある鳥居

形状


   グラフィックス2城南宮鳥居

詳細

反増 そりまし(笠木のそり)がありますが、貫は、柱までで、額束がありません。

笠木の上に屋根を葺 ふ き、笠木の下の島木の中央に、御神紋の三光の紋 (日・月・星) が見られます。

別名

実例

城南宮


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 【明神系】

M-1

明神鳥居(みょうじんとりい)

特長

反りのある島木と笠木・貫・額束、内転びのある二本の円柱、亀腹からなる、最も普通に見られる鳥居。

形状


  グラフィックス2明神鳥居

詳細

伊勢鳥居、鹿島鳥居、春日鳥居、八幡鳥居、靖国鳥居などは、みな直線式とでもいうような建立の仕方であったに対し、この明神鳥居は、笠木と島木の両端がそりあがっていて、曲線美を表すように作られています。

そして両方の柱の上部が中央に多少とも入り込んで 建立されているところに特色を持つ鳥居です。

別名

実例

四天王寺鳥居 石造 重文 

山形 石造鳥居 2件 重文  
 他多数


M-2

稲荷鳥居(いなりとりい) 

特長

柱と笠木の接合部に台輪を取り付ける

形状


  グラフィックス2稲荷鳥居

詳細

柱と島木との間に台輪を入れ、柱下に亀腹をつけたもの。稲荷神社で用い、柱の下部を黒塗り板木で巻いて、他を朱塗りとする

別名

台輪鳥居

実例

全国に19800社 伏見稲荷神社が代表


M-3

山王鳥居(さんのうとりい)

特長

明神鳥居の笠木の上に破風を付けたもの

形状


   グラフィックス2山王鳥居
 

詳細

明神鳥居の笠木の上の中央に棟柱(むなばしら)を立て、木材を合掌形に組み渡し、その頂上に烏頭(からすがしら)という反りのある木を置いたもの

別名

破風鳥居、合掌鳥居、日吉鳥居

実例

日吉大社(滋賀) 日枝神社(東京赤坂)

「日吉」の名前の付く神社は多数


M-4

奴禰鳥居(ぬねとりい)

特長

島木と柱の間に台輪を持ち、額束の代わりに叉首(さす)を入れる

形状



   グラフィックス2奴禰鳥居

詳細

明神鳥居から変形した建立の仕方で、柱と島木との接点の部分に、一枚の「座」をはめているところに大きな特色をもっています。そして、この「座」を台輪と称して、柱の上部から腐っていくことを防ぐための手法から生まれたものです。実際に腐蝕を防ぐために役だっているのかどうかは不明ですが、太い柱と細い島木との間にあり、調和のとれた建立となっています。 

その他

錦天満宮内「日の出稲荷」参道の両側のビルに島木笠木、貫がめり込んでる鳥居で有名

実例

伏見稲荷 稲荷山内「荷田社」石造

錦天満宮内「日の出稲荷」京都市新京極

大報恩寺境内 稲荷社


M-5

三ツ鳥居(みつとりい)

特長

明神鳥居の両脇に 小規模な明神鳥居を2つ

形状


  グラフィックス2三輪鳥居

詳細

4本の柱を並べ、入り口が3ヶ所ありそれぞれの入り口に扉をつけている特異な鳥居です

三輪山山中の禁足地にある三ツ鳥居は重要文化財に指定されています。

別名

三輪鳥居

実例

三峯神社 (秩父市) 美和神社 (長野市)

大神神社 (桜井市) 檜原神社 (桜井市)   

坐摩神社 (大阪市) 白峰宮 (坂出市)


M-6

中山鳥居(なかやまとりい)

特長

笠木は明神鳥居と同様、貫を貫通させない

形状


 グラフィックス1中山神社鳥居   

詳細

雛形は八幡型であり

貫が左右の柱を貫いていない

額束がある   笠木に反り増しがある

岡山県、三重県に多く見られる型

神社建築形式「中山造」と関連している。

別名

「中山神社」の名前をとった。

実例

美作一宮「中山神社」  北野天満宮


M-7

宇佐鳥居(うさとりい)

特長

笠木と島木が両端で強く反り返りがある。

形状

   

  グラフィックス2宇佐鳥居

詳細

宇佐神宮の鳥居で額束がない。

笠木に桧皮葺の屋根をかける。

八幡鳥居と類似

別名

実例

宇佐神宮内の鳥居すべて(県文)


M-8

両部鳥居(りょうぶとりい)

特長

主柱を4本の稚児柱で支える。

形状

両部とは密教の金胎両部(金剛・胎蔵)をいい神仏習合を示す名残

  グラフィックス2両部鳥居 

詳細

両部鳥居は、台輪鳥居の両方の柱に、控えとして稚児柱が設けられ、鳥居全体が安定した造り方となっています。その上、島木を受ける所に台輪があり、下部に一種の亀腹があります。また笠木、島木には反りがあり、笠木の上には雨覆屋根がついています。他の鳥居と異なり複雑な建立の仕法をとっています。

別名

四脚鳥居、稚児柱鳥居

権現鳥居、枠指鳥居

実例

厳島神社(国内最大)  氣比神宮

三峯神社の奥宮     宇都宮二荒山神社


M-9

住吉鳥居(すみよしとりい)

特長

柱に角材を用いる

形状


  グラフィックス2住吉鳥居

詳細

鳥居は柱が丸いもので建立されているのが一般的でありますが、この鳥居は柱が四角に削られて建立されています。

そのため角柱鳥居ともいわれます。建立の仕方は明神鳥居と同じです。

別名

中山鳥居の柱を四角としたもの

実例

摂津 住吉大社 石造鳥居




5、鳥居の重要文化財の紹介    


●鳥居のうち、石造の鳥居については「石仏と石塔」をご覧ください。すばらしい写真と情報解説があります。
 
  このHPは、いつも文化財巡りの前に必ず勉強させていただいてるもので 
日本の塔、石造美術品は他に例を見
 
  ない内容です。重文はすべても網羅されていませんが、是非ご活用を!


東北ー1

小立(おだち)石鳥居

所在地

山形県山形市鳥居ケ丘9

建立時代

平安時代後期

形式

明神石造鳥居  高さ351Cm
        柱間 280Cm

形状

グラフィックス2小立(おだち)石鳥居


特長

笠木と島木は一石からなり、

笠木は水平、島木の下端の先端はゆるい反りを持たせ舟肘木の曲線に相似。柱の下には円形の礎石を設けている。
貫は柱を貫通せず両外側から穴を掘ってさしこむ形式になっています。

下記、八幡神社の鳥居と同じ形式であり平安後期の建立と思われる。
良く900年以上も倒壊せずに管理され
てきたことに感服!



東北ー2

八幡神社石鳥居

所在地

山形県山形市蔵王成沢字館山65

建立時代

天仁二年(1109)建立
日本最古の石鳥居

形式

明神鳥居 凝灰岩 高さ 437Cm 
         柱間 238Cm

形状


 グラフィックス2八幡神社石鳥居

 
  

特長

石鳥居は、柱が太くどっしりとした印象を受ける。貫は、小立石鳥居とは異なり柱を貫通しています。

笠木と島木は一石からなり、笠木は水平で、島木の下端の端は反りを持たせる。柱の下には大きなこぶ状の石(台石?)がついている。
貫と束は後補とみられる
天仁二年(1109)建立の文書が有る。何故山形県に平安期の鳥居が現存しているのか、式内社の由緒のある神社に
は現存していないのですが。




東北ー3

仙台 東照宮 鳥居

所在地

仙台市青葉区東照宮一丁目 

建立時代

1654 (承応3)

形式

石造 明神鳥居

形状


 グラフィックス2仙台 東照宮 鳥居

特長

東照宮石鳥居は案内板によると「伊達忠宗公の奉献」とある。
明神形式の美しい形態の鳥居です。
鳥居の主な部材は花崗岩で、忠宗公夫人振姫の郷里備前国大島から運搬し建造されたものである。
約2m角、厚さ60cmの安山岩の一枚基盤の上に東西約2m、南北約
2.5m、厚さ約90㎝の安山岩の根溺み石で左右の柱が固定された堅固な構造になっている。少し柱が太く貫の幅が島木と同じ
なため少しバランスがよくないように
感じます。





東北ー4

鹽竈神社 鳥居

所在地

宮城県塩竈市一森山

建立時代

江戸中期/1663 

形式

石造明神鳥居  

形状


 グラフィックス2鹽竈神社 鳥居

特長

明神形式の典型的な形状です。

バランスは良いのですが島木の厚さが
薄く重厚感に欠けているように観られます。又、神額「陸奥国一宮」が大きすぎます。




関東ー1

日光 東照宮  石鳥居

所在地

日光市山内 

建立時代

元和4年(1618

形式

石造明神鳥居 

写真

      

 グラフィックス2日光 東照宮  石鳥居

  

特長

石造鳥居
高さ
9m、柱の太さ3.6m
柱の中心の間隔が
6.8m

江戸時代に建てられた石造りの鳥居としては日本最大
です。
笠木の反りが大きいようです。

(東照宮は文化財の数が多いのでよく調査されて参拝すべし)

4基重文

奥社鳥居   仮殿鳥居  旧奥社 鳥居



関東ー2

 二荒山神社 銅鳥居

所在地

日光市山内 

建立時代

1799 (寛政11)

形式

銅製 明神鳥居

写真


 グラフィックス2二荒山神社 銅鳥居

特長

非常にバランスのよい鳥居です



二荒山神社には
8基の鳥居が重要文化財に指定されています。境内案内図等を良く見てもらさず参拝してください。

別宮、中宮祠など場所が違います。

8基重文

別宮滝尾神社鳥居   鳥居(社殿正面)鳥居(神木三本杉前)鳥居(霊石子種石前) 

中宮祠 銅鳥居 中宮祠 登拝口 銅鳥居 別宮本宮神社鳥居




関東ー3

鶴岡八幡宮石鳥居 一の鳥居

所在地

神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-1082

建立時代

寛文八年(1668)

形式

八幡鳥居  花崗岩、高さ 850Cm

形状

 

 グラフィックス2鶴岡八幡宮石鳥居 一の鳥居

特長

転び(傾斜)を持ち、笠木・島木は両端に反りをつけ先端を内斜に切り。
笠木が少し大きめ。
石材は、備前大島産の花崗岩を用いているそうです。



関東ー4

窪八幡神社鳥居

所在地

山梨市北654

建立時代

天文4年(1535)

形式

両部鳥居   高さ7.41
       横幅
5.91

形状

 グラフィックス2窪八幡神社鳥居 

特長

木造鳥居としては、現存する日本最古

均整のよくとれた形のすぐれている鳥居ですが、
貫が細く笠木、島木とのバランスは、少し上部に重い感を受けます。


  

関東ー5

仙波東照宮 鳥居  

所在地

川越市小仙波町1-21-1 

建立時代

寛永15年/1638

形式

石造明神鳥居

形状


 グラフィックス2仙波東照宮 鳥居

特長

  石鳥居は東照宮再建の造営奉行だった堀田正盛が奉納したもの。柱には「東照大権現御宝       前、寛永15年9月17日堀田加賀守従四位下藤原正盛」の銘文が刻まれています。
 小型の鳥居ですが柱の太さが若干、気になります。



関東ー6

上野 東照宮 鳥居

所在地

台東区上野公園 

建立時代

江戸前期 1633 

形式

石造明神鳥居

形状


 グラフィックス2上野 東照宮 鳥居

特長

備前笠木に反りをつけ 柱の転びをやや大きくとり豪壮で安定感のある鳥居です。
国犬島の石は大変良質であると広く天下に認められ、その後静岡の浅間神社(1634)、仙台の東照宮(1645)、そして鎌倉の鶴岡八幡宮(1668)の鳥居に使われたのだと確信に近い推測」
鳥居の石材産地まで探求されていることには感服します。



中部ー1

南宮神社 鳥居 

所在地

岐阜県不破郡垂井町宮代 

建立時代

寛永19年(1642)

形式

花崗岩を使った明神鳥居
 高さ7.15m 横幅4.54m
 柱周り2.27m

形状


グラフィックス2南宮神社 鳥居  

特長

徳川家光将軍の寄進により南宮大社が再建された中で、明神型鳥居は約400両の金で、石屋権兵衛が建てた。



中部ー2

伊賀八幡宮 鳥居  

所在地

愛知県岡崎市伊賀町東郷中86 

建立時代

寛永13年 1636

形式

石造明神鳥居

形状

 グラフィックス2伊賀八幡宮 鳥居

特長

三の鳥居の石鳥居

蓮池にかかる石橋も
(重文)




中部ー3

滝山東照宮 鳥居

所在地

愛知県岡崎市滝町山籠107

建立時代

1646 (正保3)

形式

石造明神鳥居  花崗岩細目青石

形状


 グラフィックス2滝山東照宮 鳥居

特長

各地の東照宮の鳥居の中で一番
バランスがよいのではと思います。




越後ー1

小比叡神社 鳥居

所在地

佐渡市小比叡 

建立時代

慶長13年(1608)

形式

中山鳥居

形状

 グラフィックス2小比叡神社 鳥居

特長

初代佐渡奉行大久保石見守長安と弟の大久保山城守安政が慶長13年(1608)に奉納した石鳥居

岡山県中山神社からどのような経路で
佐渡まで伝承されて来たのか?

この形式の鳥居としては日本海側最北と言われているそうです



越前ー1

気比神宮大鳥居

所在地

福井県敦賀市曙町

建立時代

正保2年(1645)佐渡から流れてきた大木を用いて再建

形式

両部鳥居   木造 一部石造

高さ10.93m   主柱間7.45m

形状


  グラフィックス2気比神宮大鳥居 
 

特長

笠木は反増(両端の反り上がり) あり
主柱は転びが有る
笠は銅板葺き、八角の控柱の上に笏谷石製笠を載せ基礎部も笏谷石とする

木造の鳥居の三大鳥居のひとつ

    1.春日大社(奈良)

    2.厳島神社(広島)
 3.気比神宮(敦賀)




関西ー1

八坂神社石鳥居

所在地

京都市東山区祇園町北側625

建立時代

正保三年 1646年再建

形式

明神鳥居  花崗岩、高さ 933Cm 

形状


 グラフィックス2八坂神社石鳥居

特長

柱はともに上下二石をつないでいる。頂部、笠木石の両端は鋭角に切ってあり江戸初期の形式


石造としての三大石鳥居の一つ

    1.日光東照宮(栃木)

    2.八坂神社(京都)
 3.鶴岡八幡宮(鎌倉市・神奈川) 





関西ー2

四天王寺 鳥居

所在地

大阪市天王寺区四天王寺1丁目11

建立時代

1294年(永仁2年)

形式

 石造 明神鳥居   花崗岩、
         高さ 8.5m 

形状


 グラフィックス2四天王寺 鳥居

特長

島木は木製銅包、
貫柱間、額束及び額銅製

石造として山形の2件(平安時代)以降
最古とされる

また一般的に云われる日本三大鳥居一つ

1 吉野・銅の鳥居

     

2 安芸の宮島・朱丹の大鳥居(木造)   

    

3 大阪四天王寺・石の鳥居
      
永仁2年(1294年)




関西ー3

金峯山寺 銅鳥居  かねのとりい

所在地

 奈良県吉野郡吉野町大字吉野山 

建立時代

室町中期

形式

 銅製 明神鳥居   高さ7.6m

形状


 グラフィックス2金峯山寺銅鳥居 

特長


鳥居の柱が蓮台の上に立っているのは、神仏習合の名残りである。

東大寺大仏を鋳造した際の余りの銅で造ったという伝承があるが、現存するものは室町時代の再興である。

一般的に云われる日本三大鳥居一つ



関西ー4

大神神社三ツ鳥居(附瑞垣)

所在地

奈良県桜井市三輪

建立時代

明治16年に再建

形式

三ツ鳥居

形状


 グラフィックス2大神神社三ツ鳥居

特長

長さ16間の瑞垣(みずがき)が設けられ、ご祭神とゆかり深い動物、花鳥など、すぐれた木彫りの欄間が、はめ込まれています。
三ツ鳥居、瑞垣ともに重要文化財に指定されています。 

グラフィックス2桧原神社鳥居 
  桧原神社 三つ鳥居



関西ー5

福王子神社 鳥居 

所在地

京都市右京区宇多野福王子町 

建立時代

寛永21年(1644)

形式

石造、明神鳥居

形状


 グラフィックス2福王子神社 鳥居 

特長

京都の石造明神鳥居は少ないようで
大変貴重、バランスもよい。




関西ー6

春日大社本社 一の鳥居

所在地

奈良市春日野町160

建立時代

寛11 年(1634)
木造としての三大鳥居の一つ

形式

木造春日鳥居 反増 明神に近い
     高さ6.75m 柱間5.2m

形状


 グラフィックス2春日大社本社 一の鳥居

特長

平成20416日に平成27年の式年造替の事始めとして375年ぶりに立柱上棟祭

木造としての三大鳥居の一つ


反増があることで
元来の春日鳥居とは云えず明神鳥居に近いと評されている。



中国ー1

葦守八幡宮八幡神社鳥居

所在地

岡山県岡山市下足守468

建立時代

康安元年(1361)

形式

両部鳥居  高さ4.3m  柱間3.4m

形状


グラフィックス2葦守八幡宮八幡神社鳥居

 

特長

両部鳥居の石鳥居はめずらしい

鼓神社宝塔を造立した石大工と同一人物の 沙弥妙阿が造ったものです。在銘の石鳥居としては最古の部類にはいり、この時代のほぼ完全な姿を伝える全国的にも貴重です。



中国ー2

本荘八幡宮鳥居

所在地

岡山県倉敷市児島通生

建立時代

応永廿八年(1421)

形式

明神鳥居  高さ2.3m, 花崗岩製

形状

 

グラフィックス2  

特長

笠木と島木は一石で作られ穏やかな真反りを示しています



中国ー3

 厳島神社大鳥居 

所在地

広島県廿日市市宮島町1-1

建立時代

平清盛の造営時から8代目

1875年明治8年

形式

両部鳥居  
高さ約16m・棟の長さ24m

形状


 グラフィックス3 厳島神社大鳥居

特長

樹齢約400年の樟の主柱の下に花崗岩を敷き、さらにその地下に3mほどの松の杭を主柱1本につき約100本が打たれ基盤を固めている。また、屋根の下の内部は空洞で多くの経石が納められており、総重量は5tにも及ぶ。この重量があることで大鳥居の自重が浮力に勝ち、自立することが可能となっている。

奈良の春日大社・敦賀の気比神宮の大鳥居とともに「日本三大鳥居」とも云われる。





中国ー4

吉香神社 鳥居

所在地

岩国市横山

建立時代

江戸中期/1728

形式

 石造明神鳥居 高さ4m 柱間3.5m

形状


 グラフィックス3吉香神社 鳥居

特長

花崗岩製の明神鳥居で、
柱に由緒来歴や建立年月日を陰刻する。




中国ー5

出雲大社 銅鳥居

所在地

出雲

建立時代

天正8年(1580)

形式

銅製明神鳥居

高さ :5.78m 幅々距離):4.27

笠木長さ:8.08m 柱の直径:0.53

形状


 グラフィックス3出雲大社 銅鳥居
  

特長


柱はエンタシス様式(膨らみ)が有り、総体に均整のとれた美しい鳥居。

銅製鳥居としてはわが国では最も古い時代のものといえる。




中国ー6

日御碕神社 神の宮 鳥居

所在地

出雲市大社町日御

建立時代

寛永21 (1644)

形式

石造、明神鳥居 行6.9m、梁間6.8m

形状


 グラフィックス3日御碕神社 神の宮 鳥居

特長

同様な鳥居が2基現存している。

いずれもバランスがよく美しい。



九州ー1

英彦山神社銅鳥居

所在地

 福岡県田川郡添田町大字英彦山 

建立時代

寛永14年(1637年)

形式

青銅製明神鳥居
 高さ7m、柱の周囲3m

形状


 グラフィックス3英彦山神社銅鳥居

特長

寛永第十四丁丑年八月吉日の刻銘

「英彦山」の額は、1734年に掲げられた。九州一円に40万戸を超える檀家がいたとされ、その隆盛ぶりの一端がうかがえる。




九州ー2

筥崎宮石造一ノ鳥居

所在地

福岡県福岡市東区箱崎一丁目22-1 

建立時代

慶長14年(1609年)

形式

  石造明神鳥居   筥崎鳥居 

形状


 グラフィックス3筥崎宮石造一ノ鳥居

特長

鳥居の柱は3段で重ねられ、
下方が太くなり台石に続く。

笠木島木はひとつの石材で、
先端が反り上がり、貫と笠木の幅長さが同じである。

筥崎鳥居とも称される。




九州ー3

与賀神社三の鳥居及び石橋

所在地

佐賀市与賀町2-50 

建立時代

 慶長8(1603) 

形式

石造明神鳥居

形状


 グラフィックス3与賀神社三の鳥居及び石橋

特長

北九州地方の特有の形式をもつ鳥居として著名である。 
擬宝珠高欄付きの石造反橋で、藩祖鍋島直茂の寄進になる。
 

笠木鼻の形に特有の様式が認められ、「肥前鳥居」の初期のものとして有名です
石橋は




九州ー4

岩屋熊野座神社 鳥居

所在地

人吉市東間上町

建立時代

元禄14年(1701)

形式

両部鳥居

笠木高:3.52m 柱間 :2.59m

形状


 グラフィックス3岩屋熊野座神社 鳥居

特長

凝灰岩製の両部鳥居

現存する石造鳥居では、
球磨地方で唯一の両部鳥居であるとともに最古の鳥居




九州ー5

高良大社 大鳥居 

所在地

久留米市御井町

建立時代

明暦元年(1655年)

形式

石造、明神鳥居

形状


 グラフィックス3高良大社 大鳥居

特長

昭和53年(1978年)大型車両が接触し、貫が破損したためこの部分だけ新しい





3、鳥居 雑談

●「日本三鳥居」と呼ばれる「三大」にも色々とあるようです。

下記が一般的なようです。

  1 吉野・銅の鳥居(かねのとりい)(重要文化財)

     金峯山寺(きんぷせんじ)蔵王堂の参道に建つ。室町時代のものと伝えられる。高さ約8メートル。

  2 安芸の宮島・朱丹の大鳥居(木造)(重要文化財、世界遺産)

     厳島神社・社殿前の海中に建つ。楠造り両部鳥居。

     現在の鳥居は平安時代から数えて8代目で明治8年(1875年)7月に完成したもの。

  3 大阪四天王寺・石の鳥居(重要文化財)

     永仁2年(1294年)に造られた日本最古の石造りの大鳥居の一つとされている。

    木造の三大木鳥居     石造の三大石鳥居       高さの三大鳥居

  
 

     1.春日大社(奈良)     1.日光東照宮(栃木)      ①平安神宮(京都)      24.4

     2.厳島神社(広島)     2.八坂神社(京都)       ②おのころ島神社(兵庫県)21.7m 

3.気比神宮(敦賀)     3.鶴岡八幡宮(鎌倉市)     ③厳島神社(広島)      16.8


次は 灯篭を 予定していますが 未定です。

   

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