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寺社建築と文化財の探訪<TIAS>

寺社建築の起源、歴史、文化財の紹介と文化財の問題点を探訪しています。 常時更新中です!
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カテゴリー  [ 6-3 定量的指定基準の提案 ]

定量的指定基準の具体的な提案をします!

6-3 指定基準の提案

 

 

6-3

 定量的指定基準の提案・・・・文化財指定の公正性・透明性

 

 

 

1、「建立年代」の評価について

 

 1)建立年代の確証

   棟札、墨書、絵図面、文献(工事記録等)等の年号記載の証拠がある場合は、それらの真贋を確認す

   る必要はありますが、大半は問題がないものと判断されます。

   しかし、内陣の須弥壇、厨子、仏像等の墨書等の資料等の間接的な場合は検証が必要で、建造物の建

   立年代の確証に直結しません。年代評価資料の一つとして扱うべきです。

 

 2)年輪年代法

   木材の年輪年代法は、遺跡から出土した木材や木造建物・木製品の年輪を測定し、それら木材の伐採

   年代(あるいは枯死年代)を決定するもので、欧米では考古学・建築史・美術史などに広く応用され

   ている科学的年代測定法です。

 

   近年、日本でも奈良文化財研究所の光谷拓実氏により開発され、木材試料中の各年輪が形成された年

   を1年単位で決定できる点であり、得られた年代に誤差がないという点では科学的年代測定の中で信

   頼性が認知されつつあります。

 

   しかし、その木材が再利用か否かを定める技術は、信頼性をもって発言できる段階になお達していな

   い。光谷拓実氏も、「年輪年代法で得られた結果だけで遺跡の年代を決めることは慎重を要する。」  

   としており、建造物建立時とのギャップは難解です。

 

 3)年輪年代法の評価

 

   各文化財に1980年代から採用され、時代区分変更にまで論争が発展しています。

   それに関する資料を集め、一覧表にしました。

 

 

 

4)放射性炭素年代測定

   この炭素14法によって、国立歴史民俗博物館(歴博)が「北部九州の弥生時代の始まりは紀元前10

   世紀で、従来通説から500年も遡上する」と発表(2003年)されてニュースになりました。

 

   日本史の年代区分を変更するこの発表は、古代遺跡ファンの注目です。

 

5)放射性炭素年代測定法の概念   (放射性炭素年代測定法と考古学より)

 

   

   放射性炭素年代測定(C14)は炭素の同位体のひとつで、放射性物質です。植物は光合成によってC14を

   含んだ二酸化炭素を取り込み、動物も食物連鎖によってC14を取り込みます。

   それら生物の生命が終わると、生物圏との炭素のやりとりも終了します。

   その時からC14はその放射性崩壊の割合に従って減っていきます。

   試料に残っているC14を測定することによって、その生物の死後の経過時間がわかります。試料中のC14

   濃度と試料の年代の関係が判っているからです。

   放射性炭素年代測定結果は、AD1950を基準年としてさかのぼるかたちで、BPという単位で表されます。

   また暦年代較正を行うことによって放射性炭素年代を暦年代に較正することができます。

   そうして得られた年代情報が考古学年代と関連付けられ検証されます。

 

 

                                                

 

 

6)論文の抜粋   (炭素14年代法と邪馬台国論争・・・結論のみ)

 

 

   年輪年代法の古代(弥生中期後半~古墳~飛鳥時代)は100年の狂いの可能性が強く、年輪測定結果

   に基づく弥生時代・古墳時代の年代引き上げ論は一旦白紙に戻す必要がある。

   その場合には、結論として

 

   ①飛鳥時代の3例(法隆寺・法起寺・元興寺)は全て新材のヒノキで記録と完全一致、

 

   ②古墳時代の石塚古墳・勝山古墳は280~310年頃、箸墓は290~320年頃の築造で従来多数説に戻

    り、古墳時代前期の「布留式土器」の年代論と一致、

 

   ③弥生時代中・後期は年輪年代法と関係なく進められてきた弥生土器年代見直論を基準として、池上

    曽根遺跡は弥生中期末の紀元後50年頃の遺跡ということになろう。

 

 仮に年輪年代法の古代が正しい場合でも、「古代は古材使用だらけ」(現に、本稿で検討した9事例は

 全て古材使用としないと説明がつかない)となるので、年輪測定での伐採年代は参考値にとどめ、年輪

 年代法のみからの古墳・遺跡の年代遡上は避ける必要がある。

 

 年輪年代法は、手法としては極めて科学的である。

 また日本での年輪年代法の実用化に大きく寄与された光谷氏の労苦と業績に賞賛を惜しむものではない。

 

 しかし、日本での適用は古代(弥生時代・古墳時代・飛鳥時代)に多くの問題がある

 年輪年代法はもともと日本での適用は難しいとされ、しかも基礎データが公開されず、光谷氏以外は誰

 も科学的妥当性を検証していない。

 こういう現状では、『ブラックボックス』から出た結論の伐採年は参考値に留まり、日本では『科学的』

 と言える段階ではない。しかも、考古学の今までの通説とは100年も違う。

 

 これは、

  ①年輪測定値は正しいが古材の使用例が多いのか、

  ②年輪年代法のモノサシが古代は100年の狂いがあるのか、

  ③古材の使用とモノサシの狂いのミックスなのかを含めて、

  基礎データそのものから更なる検証が必要である。

 

 また炭素14年代法については、 

  ①原理上の誤差が大き過ぎること、

  ②日本産樹木による較正曲線が未完成であること、

  ③ベースとなる「日本の年輪年代法」の古代は100年の狂いの可能性が強いこと、

  ④炭素14年代法の較正曲線と年輪年代の整合性が見えないこと、

  ⑤土器付着炭化物の炭素年代は古い値が出ること、

  ⑥古墳の周濠・溝から出土した遺物(土器・木材)の年代測定値を古墳築造と直結させるのは危険で参

   考値に止めるべき、などを指摘した。

 

 今回、歴博は炭素14年代法で箸墓古墳の築造は3世紀中頃すなわち「箸墓=卑弥呼の墓」にしようとし

 ている。しかし、本稿で指摘した様々な問題点が解明されない限り、「箸墓=卑弥呼の墓」と軽々しく結

 論付けるべきではない。

 

 筆者は、炭素14年代法を全否定しているのではない。考古学において炭素14年代法は大変有効であり、

 世界の趨勢でもある。しかし、これは石器時代・縄文時代・弥生早期・弥生前期せいぜい弥生中期までの

 話である。

 邪馬台国問題が絡む弥生後期~古墳時代は30年幅の精度が要求されるため、現状の炭素14年代法の実態

 からすると、適用は難しいと言っているのである。

 

 「現時点で分らないものは分らない」「年代幅を絞り込むのは難しいものは難しい」と慎重に対応するのが

 学問的に正しい態度と思われる。位置問題を中心とする邪馬台国論争は、やはり、文献・神話伝承・日本地

 理・考古学・科学的年代論などを総合的に検討することが必要と考えられる。

 

   奈良文化財研究所と国立歴史民俗博物館は、共に国立の研究機関である。

 光谷拓実氏も年輪年代法の研究を個人的ではなく、奈良文化財研究所の公的研究課題として行ってきたので

 ある。

 事の重大性に鑑み、奈良文化財研究所が「年輪年代法の基礎データ」を公開し、また国立歴史民俗博物館が

 日本産樹木による較正曲線の作成に使用したベースの「歴博年輪パターン」が、奈良文化財研究所の「ヒ

 ノキ年輪パターン」「スギ年輪パターン」といかなる関係にあるかの基礎データを体系的に説明されるよう

 要望して本稿の結びとしたい。 

 

 

 

 

 

 

7)年代判定の事例

 

                 表ー1  年輪年代法・炭素14法による年代判定結果

 

寺院・遺跡

従来の年代観

測定伐採年

判定

100年補正

整合

 

1

東武庫遺跡

 BC 300

 BC 400

×

 BC300

 

2

武庫庄遺跡

 BC 100~0

 BC 245

×

 BC145

古材利用?

3

南方遺跡

 BC 100~0

 BC 243

×

 BC143

古材利用?

4

二の畦・横枕遺跡

 AⅮ 50~100

井戸Bヒノキ BC97

井戸Aスギ  BC60

×

 AⅮ3

 AⅮ40

 

5

池上曽根遺跡

 AⅮ 50~100 

 BC 52

×

 AⅮ48

 

6

石塚古墳・勝山古墳

 AⅮ 280~320

 AⅮ 190~210

×

AⅮ290~310

 

7

ホケノ山古墳

 AⅮ320~340

AⅮ300350

 

 

 

8

箸墓古墳 土器

 3世紀半ばすぎ

AⅮ280~300

 

周濠の底

9

前期難波宮跡

AⅮ650

AⅮ530~562

×

AⅮ630~662

 

10

法隆寺 心柱

AⅮ673~711

AⅮ591,594

×

AⅮ694

 

11

法隆寺 金堂 

AⅮ673~711

AⅮ667~669

 

 

12

法隆寺 中門 

AⅮ673~711

AⅮ685~699

 

 

13

法起寺 心柱

AⅮ706~709

AⅮ572ごろ

×

AⅮ672

 

14

元興寺 禅室

AⅮ710~718

AⅮ582

×

AⅮ682

 

15

紫香楽宮跡柱1~5

AⅮ743~745

AⅮ741~743

 

 

16

紫香楽宮跡柱6~9

AⅮ743~745

AⅮ530~562

×

AⅮ630~662

 

17

東大寺 正倉院

AⅮ756

AⅮ640

×

AⅮ740

 

18

平等院 鳳凰堂

AⅮ1053

AⅮ951~1021

 

19

三仏寺 投入堂

平安時代後期

11c後半~12c前半

 

 

20

三仏寺 蔵王権現像

AⅮ1165

AⅮ1002

造立願文一致

 

21

浄土寺 浄土堂

AⅮ1197

AⅮ1192,1195

 

22

大報恩寺 本堂

1227年上棟

AⅮ1037~1180

 

 

23

大善寺 本堂東柱

弘安9 年1286刻銘

AⅮ1280~1292

 

24

大善寺  西柱

AⅮ1286

AⅮ1067~1089

×

古材利用

25

大善寺 「を四」柱

AⅮ1286

AⅮ1227~1243

A

 

26

延暦寺 根本中堂

1642年落成〔文章〕

AⅮ1574~1626

 

 

27

西本願寺 黒書院

1656年立柱〔文章〕

AⅮ1154~1298

×

 

古材利用

28

妙心寺 小方丈

1656年上棟〔棟札〕

AⅮ1625~1684

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ・各測定事例ごとに論議があるようです。 

年輪年代法結果は、640年以前のデーターは数十年以上、100年近い誤差出る様です。

 

640年以降は、100年以上保管、又は再建したのかも知れません。しかし、かなり確証の高い遺跡

 の遺物、建立関連する文献があり、全て古い材を採用して建築したとは考えにくい様です。

 

しかし、この年輪年代法などの測定結果が事実で、弥生時代、古墳時代がずれていたことになると、

 考古学の遺物の年代判定も混乱し、文献も後世の執筆のもので真贋を問われるものが多いとすると、

 全て真実となる可能性も在り今後の調査研究結果が興味津々です。

 

専門家の中では、賛否両論ですし、時代区分も弥生・古墳時代を遡る年代を採用している資料も多

 あり、結末は、しばらく調査研究待ちのようです。

 

 

   このように、7世紀以前の遺跡遺構の年代判定には、各種の問題点が科学的年代判定にはあるようで

   すが、建築史で主に扱う7世紀以降は、年輪年代法で伐採年はかなり精度よく判定できるようです。

 

   それならば、曖昧な建立年代の文化財を、精力的に判定法を使い評価する事ができていないのか、

   理解できません。徹底した調査計画の立案と実施をすべきと思います。

   考古学と同じように日本建築史の時代年代画期が変わるのかもしれません。

 

   その「建立年代の評価」について次に、探訪してみます。

 

 

 

 

 

2、「建立年代」の定量的評価

 

  建立年代は、文化財の価値を定める重要な要因です。

  この年代が明解な確証がある場合と、無い場合でその価値をどう評価するかは課題です。

文化財の「特定の時代」「特定の分野」「特定の地方」における年代は最古なのか、否かによって評価

は変化します。当然、指定基準の指定理由の重きが変化することになります。

 

その指定理由における建立年代等の評価について下記に提案いたします。

 

 

1)現在地で建立された場合

 

1

建立年代の検証

 

 建立年の明快な確証がある場合は問題がない。

 確証が少なく類推する場合の評価は、検討資料を明確にし客観的な評価根拠とする。

項目

評価項目

    評価する内容

評価

定量的評価

 

建立年、時代の確定

建立した年を確定または類推する。

a

 

確固たる証拠

墨書、絵図面、文献(工事記録等)等年号記載の証拠

10

建立年

確固たる推定

年代鑑定法の結果、須弥壇、厨子、仏像等の墨書等

8

伐採年

直接的な証拠

類型文化財と同形式・様式の確認、境内建造物墨書等

6

 

間接的な証拠

一部部材の様式・形状からの時代推定、伝承、口伝等

4

 

確証が無い

総合的な類推しか不可能

2

 

アップ

確証の新発見

最近の鑑定結果等で現在の推定年代より変更する場合

 

 

建立年代価値・評価

 

b

 

6

① 特定の時代

② 特定の地方

③ 特定の分野

・最古の事例又は、類型文化財と同年代の事例・典型

5

 

7

・初期より成熟期、最晩期に価値の高さが明解な場合

4

 

8

・各特定において、年代的価値が顕著でない場合

2

 

 

 

 

 

 

例-1

年代的価値が最優秀

1・6  (a=10)×(b=5)=50点  ×0.1

5.0

 

例-2

年代的価値が優秀

3・7  (a= 6)×(b=4)=24点  ×0.1

2.4

 

例-3

年代的価値は乏しい

5・8  (a= 2)×(b=2)= 4点  ×0.1

0.4

 

 

 

 

 

 

例示1

円覚寺舎利殿の評価

「建立」に該当しない。

 

 

例示2

鑁阿寺本堂の評価

2・7  (a= 8)×(b=4)=32点  ×0.1

3.2

 

 

 

 

 2)現在地で再建・移築された場合  

 

   ・再建とは、震災で全壊、火災等で再建が明確で、新材の採用が大半の場合は再建年と評価  

   ・移築とは、別の所在地から解体、移築が明確で、新材の採用が大半の場合は移築年と評価

 

   ・再建、移築でも建立年が明解で、旧材の大半が残存し、復原の確証がある場合は建立年と評価

    その場合は、建立された、寺院名、所在地を明記すべきです。

 

 

2

再建・移築年代の検証

 

 再建・移築の記録が現存しているなど、明快な確証がある場合は問題がない。

 確証が少なく類推する場合の評価は調査検討資料を明確にし客観的な評価根拠を明示する。 

項目

評価項目

評価する内容

評価

定量的評価

 

再建・移築の履歴

修理・震災など全壊、焼失などの再建・移築の記録

a

 

1

原形と 2の資料

絵図面、修理報告書、墨書、文献(工事記録等)記載

8

原形建立年

2

再建・移築の資料

絵図面、修理報告書、墨書、文献(工事記録等)記載

7

再建移築年

3

原形の材料が有る

年代鑑定法の結果  古材・新材の区別を確認できる

7

古材率?

4

再建移築直接的確証

主要部材に様式・形状から再建・移築と推定できる

5

 

5

再建移築間接的確証

境内の建造物からの類推等、再建・移築の証拠が有る

3

 

6

再建移築証拠が不明

再建・移築されているとの伝承、口伝情報のみ

1

 

 

 年代価値・評価

再建・移築でも優秀さ、価値の高さがある場合

b

 

7

① 特定の時代

② 特定の地方

③ 特定の分野

・最古の事例又は、類型文化財と同年代の事例・典型

5

 

8

・初期より成熟期、最晩期に価値の高さが明解な場合

4

 

9

・各特定において、年代的価値が顕著でない場合

2

 

 

 

 

 

 

例-1

年代的価値が最優秀

1・7  (a=9)×(b=5)=45点  ×0.1

4.5

 

例-2

年代的価値が優秀

3・8  (a=5)×(b=4)=20点  ×0.1

2.0

 

例-3

年代的価値は乏しい

5・9  (a=1)×(b=2)= 2点  ×0.1

0.2

 

 

 

 

 

 

例示

円覚寺舎利殿の表示

寺社名:円覚寺 建造物名:舎利殿(鎌倉 旧太平寺仏殿)と表示 

 

       評価

2・7  (a=7)×(b=5)=35点  ×0.1

3.5

 

 

 

建造物の建立時期・再建・改築時期を明確に評価する方法は、更に検討する必要があります。

 

上記のように一つの方法を提案しますが、この建立の要素に、後補・増築・改築の要素を加味すると、

優秀さ、価値どのように変化するのか、検討してみます。

 

 

 

 

3、「後補・増築・改築の影響」の定量的評価

 

 「後補・増築・改築」は、中世までに実施されたものは、評価され、近世、江戸時代に実施された場合は

 評価されない傾向にあるようです。この観点も含め、検討する必要があります。

 

 既存の部分的部材の建立年代が年代判定法で明確であっても、既存大半が改築されている場合の文化財価

 値をどのように評価するか、旧材の残存率、保管状況を含め総合的に判断する必要があります。

 

 

3

後補・増築・改築の検証

 

後補・増築・改築による全体への評価、

後補・増築・改築部分の評価

項目

評価項目

評価する内容

評価

事例

後補

後補架構と本体の関係

後補の架構の本体に付け加えられた部材と本体の評価

a

仏堂の向拝

1

中世までの後補評価

後補部分と本体共に価値が低下せず、優秀なもの

3

常楽寺本堂

2

後補部分の価値が低く本体バランス等が低下したもの

-3

 

3

近世の後補の評価

後補部分と本体共に価値が低下せず、優秀なもの

2

法隆寺

4

後補部分の価値が低く本体バランス等が劣化したもの

-5

 

5

後補部材の評価

後補部材で彫刻等で、技巧的に優秀で価値の高いもの

1

 

6

後補部材で価値が低く本体の優秀さを低下させるもの

-3

 

増築

増築部と本体の関係

増築部分の評価と一体となった建造物の評価

 

 

7

中世までの増築評価

増築部分の評価、価値が高く本体と融合し優秀なもの

3

法華堂

8

増築部分の価値が低く本体バランス等が劣化したもの

-3

 

9

近世の増築の評価

増築部分の評価、価値が高く本体と融合し優秀なもの

1

三越日本橋

10

増築部分の価値が低く本体バランス等が劣化したもの

-5

 

 

 

 

 

 

改築

改築部と本体の関係

改築部分の評価と一体となった建造物の評価

 

既存部規模

11

改築部の範囲が少なく

中世までの改築の評価

改築部分と本体が融合し共に価値を維持し優秀なもの

3

 

12

改築部分の価値が低く本体バランス等が劣化したもの

-3

唐招提寺

13

改築部の範囲が少なく

近世の改築の評価

改築部分と本体が融合し共に価値を維持し優秀なもの

2

 

14

改築部分の価値が低く本体バランス等が劣化したもの

-5

 

15

改築部の範囲が大半で

中世までの改築の評価

改築部分と本体が融合し共に価値を維持し優秀なもの

1

 

16

改築部分の価値が低く本バランス等が劣化したもの

-8

 

17

改築部の範囲が大半で

近世の改築の評価

改築部分と本体が融合し共に価値を維持し優秀なもの

0

 

18

改築部分の価値が低く本体バランス等が劣化したもの

-10

鑁阿寺本堂

 

 

 

 

 

例示

鑁阿寺本堂の評価

一部に唐様の形式を残すが、大半は江戸時代の改築

18と評価(-10)×0.1=1 建立年評価3.2-1.0=2.2

2.2

低下する

 

 

 

 

 

改善

解体修理・保存修理

江戸、明治時代の根本修理の状況による評価

 

要検討

 

 

屋根形状を変更せずに 小屋組、軒の架構の補強

 

一乗寺

 

 

屋根形状の変更を伴う 小屋組、軒の架構の補強

 

唐招提寺

 

 

主架構(柱、梁)の新材の取替(古材の残存比率) 

 

金蓮寺

 

 

上記の修理の評価は、難解です。今後の検討課題

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4、「修理の管理状況」の定量的評価

 

近代以降の根本修理の履歴、記録報告書の具備状況、近世以前の修理記録の有無と保管状況など文化財

としての保存、維持管理が適切かを評価します。

 

文化財の維持保存、活用については、文化庁も各種の広報をしています。

  ・ 国宝・重要文化財建造物保存・活用の進展をめざして - 文化庁

  ・ 文化財保護の望ましいあり方と実現方策 - 文化庁

  ・ 重要文化財(建造物)の活用について  - 文科省

 

 

  ・ 総務省評価局  「文化財の保護に関する行政評価・監視」(評価・監視結果に基づく通知)

             詳細 2重要文化財等の管理の適切化  

    6,510 件のうち862 件を抽出し、重要文化財等の管理の状況を調査した結果、次のとおり、

    適切に管理されていないものが、68 件みられる。・・・と指摘されています。

 

    ○ 重要文化財等の管理の状況について積極的に情報収集を行い、不適切な管理の状況に係る情

     報を文化庁に提供するよう、都道府県教育委員会等に対し、要請を徹底すること

    ○ 同情報に基づき、管理に関し必要な指示等を行い、所有者等がこの指示に従わず、重要文化

     財等が滅失等の危険を生じている場合は、管理に関する命令又は勧告を行うなど、厳正な措

     置を講ずること

 

   と文化庁に通知しています。

 

 

維持・修理の管理状況の検証

 

根本修理:近年、全解体による修理、復原、復元工事を実施し長期保存に貢献する工事の実施  

維持修理:履歴記録が現存しているなど、明快な確証がある場合は問題がない。

項目

評価項目

評価する内容

評価

解体

根本修理の評価

解体等を伴う根本修理で文化財の価値を維持

×

1

根本修理記録の保管

中世以前の修理記録が現存保管管理されている

5

2

根本修理の履歴

近年解体修理が実施され、工事記録報告書が完備されている

5

-2

3

復原工事の管理状況

復原に関する確証に基づく、管理計画の保存工事を実施
(建立時)

3

-1

4

復元工事の管理状況

復元に関する確証に基づく、管理計画の保存工事を実施
(現存時)

5

類推した復原(元)

確証が乏しく様式等比較検証し後補修理した保存工事を実施

3

-1

6

旧材の保存管理

腐敗老朽化による新材変更時の旧材の保管

2

-1

7

法に準拠しない修理

所有者等が文化庁等に届出をせずに修理し、価値を低下

-5

修善

保存・維持修理評価

屋根葺き替え修理・塗装の修理・部分修理など

 

 

8

維持修理記録の保管

中世以前の修理記録が現存保管管理されている

3

9

維持修理の履歴

修理工事記録、墨書、文献(工事記録等)の記載が残存

3

-1

10

維持修理の管理

修理管理計画に基づくの工事を実施

2

-1

11

原形復古資料が有る

修理に際し現状以前の屋根形式、葺材、塗装の資料がある

2

-1

12

法に準拠しない修理

所有者等が文化庁等に届出をせずに修理し、価値を低下

-5

13

修理せず長期間放置

所有者、文化庁、地方行政等が、管理していない期間が長い

-5

 

 

 

 

 

評価1

適切な修繕管理

合計点数 10点以上

 

 

評価2

通常の維持管理

合計点数 1~9点

 

 

評価3

指導・勧告レベル

合計点数 0点以下

 

 

 

 

 

 

 

 

文化財指定の理由として、評価する場合この「維持管理状況の判断」も重要です。

推薦されても、マイナスの状況であるならば、改善されるまで却下すべきです。

 

又、現状指定を受けている文化財も、上記評価を行い指導勧告すべき事項があるならば至急対応すべき

です。

 

 

 

5、「指定基準の㈠~㈤の項目」の定量的評価

 

指定基準の評価項目の定量的評価に挑戦してみます。

このような評価基準が客観的に制定、活用され、新規指定だけではなく、現重要文化財の再評価にも、

適用されることが願望です。

 

「公正性、透明性、真正性、完全性」が確認され、普遍的価値の確保されている文化財へと昇華させて

いき、グローバルに対応でき、日本の文化財の適正な評価につなげていきたい。

 

  用語を確認設定しています。

  特性とは・・・・・  「唯一・希少、屈指・貴重、典型・代表」等の特性

  特定の時代で・・・  各時代、または時代画期100年単位の期間での「特性」の評価 

  特定の地方で・・・  特定の時代にリンクした、中分類程度の地方での「特性」の評価 

  特定の分野で・・・  建築種別、用途、様式、形式、部材様式等での「特性」の評価 

特定の技術で・・・  架構等の特殊性、規模、高さ、長さ、技巧等での「特性」の評価 

 

 

指定基準

建造物の評価事項

類型比較

(一) 意匠的に優秀なもの

1)境内等全域における景観上の外観の意匠

分野別

2)外観の全景の意匠、デザイン

分野別

3)外観の特定部分の意匠、デザイン

分野別

4)内観の全景の意匠、デザイン

分野別

5)内観の特定部分の意匠、デザイン

分野別

6)その他、意匠的な特徴

 

(二) 技術的に優秀なもの

1)身舎架構形式、屋根小屋組形式の技術

時代・分野別

2)屋根形式・部材の配置、形状、造作技術

時代・分野別

3)軒裏組物等の配置、形状、造作技術

時代・分野別

4)彫刻、金飾り、塗装等の優秀な技巧が顕著

時代・分野別

5)規模的な価値が高いもの

時代・分野別

6)その他、技術的な特徴

 

(三) 歴史的価値の高いもの

1)日本の歴史上において重要な関わり合い

時代別

2)日本建築の歴史において重要な関わり合い

時代別

3)世界遺産の審査基準を具備している

時代別

4)世界遺産登録の価値基準を具備している

地方別

5)その他、歴史的な特徴

 

(四) 学術的価値の高いもの

1)日本建築史学において重要な関わり合い

分野別

2)建築形式、様式の代表、典型の価値を保有

時代別

3)考古学との共生する価値を保有

地方別

4)研究対象で論文等の評価が高いもの

時代・分野別

5)その他、学術な特徴

時代・分野別

(五) 流派的又は地方的特色

   で顕著

1)「特定の流派」の代表、典型の価値を保有

流派別

2)「特定の地方」の独自の代表、典型の価値保有

地方別

3)その他、流派的又は地方的特色顕著な特徴

 

 

 

 

 指定基準を具体的に定量的評価に挑戦してみます。

 

 

(一) 意匠的に優秀なもの

 

項目

評価項目

評価する水準

評価

1) 境内等全域における景観上の外観の意匠

対象

・寺社境内において中心、核的配置で全域の雰囲気を演出する主役的役割を果たしているもの。

・寺社境内において脇役的な役割であるが、境内、伽藍構成上重要な位置づけとして評価できるもの。

寺社境内の主役的な文化財

 文化財単体だけでなく社叢等を含む境内全体の景観での評価

5段階

本殿・拝殿・本堂・仏殿・塔婆・○○堂・等の

意匠的な評価

・境内の中心で、自然との共生、他堂宇とのバランスも優秀

・美術的全景写真の中心として演出され、写真家が注目する

5

・伽藍配置が明確で全体的に荘厳な雰囲気がある

 

・宗教的雰囲気が有るが、周辺環境との共生は今一歩の景観

3

・周辺環境は、特筆すべきものがなく建造物は孤立している

1

寺社境内の脇役的な文化財

 主要文化財だけでなく、それを取り巻く周辺建造物の評価

5段階

門・回廊・摂社・末社・

鐘楼・能舞台・小堂 等の

意匠的な評価

・境内を構成し、自然との共生、他堂宇とのバランスも優秀

・美術的全景写真の中心として演出され、写真家が注目する

3

・境内を構成するが、周辺環境との共生、景観は今一歩

1

・周辺環境から建造物は孤立し、文化財価値も少ない

0

 

 

2)外観の全景の意匠、デザイン

 

対象

・全ての文化財の外部 ・「特定の分野」の「類型文化財」と比較し意匠的な「特性」保有

 

外観の全景の

意匠的な評価

形態バランスが良く、屋根、身舎、外周部に類型に比類がない

5

形態バランスが良く、屋根、身舎、外周部とも類型同様である

2

形態バランス、屋根、身舎、外周部とも類型よりも意匠は劣る

0

 

 

3)外観の特定部分の意匠、デザイン

 

対象

・全ての文化財の外部・「特定の部分」の類型文化財の部分と比較し意匠的な「特性」保有

5段階

外観の部分・部材の

意匠的な評価

屋根・軒裏・身舎、外周部の部分は意匠的に類型に比類がない

4

屋根・軒裏・身舎、外周部の部分は意匠的に類型の標準レベル

2

屋根・軒裏・身舎、外周部の部分は、意匠的に特筆はない

0

外観部材様式の原点から到達点に位置し様式の典型・代表

 

 

4)内観の全景の意匠、デザイン

 

対象

・全ての文化財の内部 ・「特定の分野」の「類型文化財」と比較し意匠的な「特性」保有

5段階

内観の全景の

意匠的な評価

内観のバランスが良く、床、壁、天井とも類型に比類がない

5

内観のバランスが良く、床、壁、天井とも類型と同様である

2

内観のバランス、床、壁、天井とも類型よりも意匠は劣る

0

 

 

5)内観の特定部分の意匠、デザイン

 

対象

・全ての文化財の内部・「特定の部分」の類型文化財の部分と比較し意匠的な「特性」保有

5段階

内観の部分・部材の

意匠的な評価

床、壁、天井の部分・部材は、意匠的に類型に比類がない

4

床、壁、天井の部分・部材は、意匠的に類型の標準レベル

2

床、壁、天井の部分・部材は、意匠的に特筆はない

0

内観部材の様式の原点から到達点に位置し様式の典型・代表る

3

 

 

6)その他、意匠的特徴

 

対象

・全ての文化財の各部位 ・「特定の分野」の類型文化財で上記外の意匠的な「特性」保有

5段階

外部・内部の部材彫刻・

金飾り、塗装等

工芸品として意匠的に優秀で価値が高いもの

3

職人の流派等が明確で、原点、到達点の典型、代表的なもの

3

 その他の意匠的な評価

意匠的に類型に比類がない(調査・比較表などの確証を確認)

4

      (評価概要)

 

 

小計1

 意匠的に優秀なもの

評価点計

 

 

 

 

 

(二) 技術的に優秀なもの

 

項目

評価項目

評価する水準

評価

1)身舎架構形式、屋根小屋組形式の技術

対象

・全ての文化財・「特定の時代・地方・分野」の類型文化財と比較し技術的な「特性」保有

5段階

 

建造物の架構技術

建築種類・様式の原点、到達点に位置し様式確立に価値が高い

3

通常ではない特殊な架構(懸崖造等)を駆使したもの

4

大スパン空間を実現した架構を採用したもの

4

三匝堂(円通三匝堂)(会津若松市)の如き特殊建造物

3

一般的に汎用している技術より特殊性があるもの

2)屋根形式・部材の配置、形状、造作技術

 

対象

・全ての文化財 ・「特定の時代・地方・分野」の類型文化財と比較し技術的な「特性」保有

5段階

 

屋根形式・部品の製作技術

切妻、入母屋・寄棟・

破風・懸魚・妻飾 

照り起り曲線 等

屋根種類・様式の原点、到達点に位置し様式確立に価値が高い

3

屋根形式を多種多様に駆使した複合屋根の技術

4

屋根付属部材様式の原点、到達点に位置し技巧的に価値が高い

2

一般的に汎用している技術より特殊性があるもの

1

3)軒裏組物等の配置、形状、造作技術

 

対象

・全ての文化財 ・「特定の時代・分野」の類型文化財と比較し技術的な「特性」保有

5段階

 

組物・垂木・束・木鼻

肘木・支輪・蟇股 等

軒の出を深くする等、軒裏架構の技術の原点と到達点にある

3

軒裏部材の様式の原点、到達点に位置し技巧的に価値が高い

4

木割設計法、垂木割り等の確立の原点、到達点で価値が高い

2

一般的に汎用している技術より特殊性があるもの

1

4)彫刻、金飾り、塗装等の優秀な技巧が顕著なもの

 

対象

・全ての文化財 ・「特定の時代・分野・地方」の類型文化財と比較し技術的な「特性」保有

5段階

 

外部・内部の部材彫刻・

金飾り、塗装等

工芸品として技巧レベルが高く優秀なもの

3

職人の流派等が明確で、原点、到達点の典型、代表的なもの

3

 

 

 

7)規模的な価値が高いもの

 

対象

・全ての文化財・「特定の時代・分野・地方」の類型文化財と比較し規模的な「特性」保有

5段階

 

規模的に顕著な高さ、

長さ、面積、容積の特性

規模的な「特性」類型文化財と比較し最大なもの

4

規模的な「特性」が最小で、各特性において価値の高いもの

4

 

 

8)その他、技術的な特徴

 

対象

・全ての文化財の各部位 ・「特定の分野」の類型文化財で上記外の技術的な「特性」保有

5段階

 

 その他の技術的な評価

意匠的に類型に比類がない(調査・比較表などの確証を確認)

4

 

 

小計2

 技術的に優秀なもの

評価点計

 

 

 

 

 

(三) 歴史的価値の高いもの

 

   日本の歴史

   経済史、政治史、文化史、社会史、科学史、思想史、宗教史、、美術史、考古学の分野とする。

 

 

項目

評価項目

評価する水準

評価

1)日本の歴史上において重要な関わり合いを示す資料を保有

対象

・全ての文化財 ・「特定の時代・地方・分野」の類型文化財と比較し歴史的な価値を保有

5段階

 

日本史において重要な出来事に関連して機能し、関与した施設である確証がある。

「日本の歴史」全体の重要事項に関与している確証がある。

5

「特定の時代」の歴史に関与している確証がある。

4

「特定の地方」の歴史に関与している確証がある。

3

各歴史分野において関与している情報、形跡がある。

1

(重複指定?)

 

2)日本建築の歴史において重要な関わり合いを示す資料を保有

 

対象

・全ての文化財・「特定の時代・地方・分野」の類型文化財と比較し歴史的な「特性」保有

5段階

 

建築史において重要な位置付けである確証がある。

建築史全体の重要事項に大きく関与している確証がある。

 時代画期、建築様式画期等の確定に関与し歴史を確立した文化財

5

「特定の時代」の建築史に関与している確証がある。

4

「特定の地方」の建築史に関与している確証がある。

3

「特定の分野」の建築史に関与している確証がある。

3

上記以外、建築史に特に関与している確証がある。

1

(重複指定?)

 

3)世界遺産の審査基準を具備している

 

対象

・全ての文化財 ・世界遺産の審査基準に適合している

○ ×

 

顕著な普遍的価値を示す

資料を保有

「特定の分野」の普遍的価値の草創期にあるもの

 

・真実性/完全性の保持に関する証明の可能性が高いこと。

 

「顕著な普遍的価値」を持つ可能性が高い文化資産であるもの

 

 ○3:4  ○2:3  ○1:2 【2~5】

 

 

 

4)世界遺産登録の価値基準を具備している

 

対象

・全ての文化財 ・世界遺産登録の価値基準に適合している

○ ×

 

世界遺産登録の

価値基準に適合

ⅰ 人類の創造的才能を表す傑作である。 

 

ⅱ 建築の発展に重要な影響を与え文化圏内での価値観の交流

 

ⅲ 文化的伝統を伝承する物証としての存在

 

 歴史上の重要な段階を物語る建築物を代表する顕著な見本

 

ⅴ 伝統的居住形態代表する顕著な見本

 

ⅵ 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、

  思想、信仰、芸術的作品、文学的作品と関連がある

 

 ○4以上:5 ○3:4  ○2:3  ○1:2 【2~5】

 

 

 

8)その他、歴史的な特徴

 

対象

・全ての文化財の各部位 ・「特定の分野」の類型文化財で上記外の歴史的な「特性」保有

5段階

 

 その他の技術的な評価

歴史的に類型に比類がない(調査・比較表などの確証を確認)

4

 

 

 

 

小計3

 歴史的に価値がある

評価点計

 

 

 

 

 

四)学術的価値の高いもの

 

 

項目

評価項目

評価する水準

評価

1)日本建築史学において重要な関わり合いを示す資料を保有

対象

・全ての文化財 ・「特定の時代・地方」の類型文化財と比較し学術的な価値を保有

5段階

 

絵図面、古文書など

建築史において重要な価値がある確証を保有

「日本建築史」全体の重要事項に関与している確証がある。

5

「特定の時代」の建築史に関与している確証がある。

4

「特定の地方」の建築史に関与している確証がある。

4

上記以外、建築史学に特に関与している確証がある。

1

 

 

2)建築形式、様式の代表、典型の価値を保有

 

対象

・全ての文化財 ・「特定の時代・地方」の類型文化財と比較し学術的な「特性」保有

5段階

 

各種建築形式・様式と

破風・懸魚・妻飾・組物・垂木・束・木鼻・肘木・

支輪・蟇股 等の各部材

「年代の判定」の規範となる建築・部材様式の典型を保有

3

「特定の時代」の画期を類推する建築・部材様式の典型を保有

3

「特定の分野」の規範となる建築・部材様式の典型を保有

2

上記以外、建築史学に関与している建築・部材様式がある。

1

 

 

3)考古学との共生する価値を保有

 

対象

・全ての文化財 ・類似建造物遺跡の遺構との関連を保有する

5段階

 

遺構の情報と関連がある

類似建造物の遺構との類型比較が可能な資料を保有

4

類似建造物の「遺構の復元」に関連する資料活用が可能

4

類似建造物の「瓦の遺物」する瓦が出土している

4

上記以外、類型遺構に特に関与している資料がある

1

 

 

4)研究対象で論文等の評価が高いもの

 

対象

・全ての文化財 ・学会等での発表論文の評価