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寺社建築と文化財の探訪<TIAS>

寺社建築の起源、歴史、文化財の紹介と文化財の問題点を探訪しています。 常時更新中です!
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一之宮、東照宮、西国・坂東・秩父札所などの一覧

9-4 札所一之宮検索


 

 9-4 札所、一之宮などのリンク  一之宮、東照宮、西国・坂東・秩父札所などの一覧

 


  2013111808580364a.jpg  a7大神神社拝殿
    滋賀 善水寺本堂                  奈良 大神神社拝殿


1、全国の一之宮と文化財の一覧表   (二ノ宮を含む)

Wiki

通常単に「一宮」といった場合は、令制国の一宮を指すことが多い。

一宮の次に社格が高い神社を二宮、さらにその次を三宮のように呼び、更に一部の国では四宮以下が定められていた事例もある。『「一宮」の選定とその背景』では、選定基準を規定した文献資料は無いが、一宮には次のような一定の形式があるとしている。

1.原則的に令制国1国あたり1社を建前にした。

2.祭神には国津神系統の神が多く、開拓神として土地と深いつながりを持っており、地元民衆の篤い崇敬対象の神社か 

  ら選定されたことを予測できる。

3.全て『延喜式神名帳』の式内社の中から選定された1社であるが、必ずしも名神大社に限られていない。

4.必ずしも神位の高きによらないで、小社もこれに与かっている。

 

また、『中世諸国一宮制研究の現状と課題』では、諸国一宮が少なくとも次のようなそれぞれ次元を異にする3つの側面を持つとしている。

1.氏人や神人などの特定の社会集団や地域社会にとっての守護神。

2.一国規模の領主層や民衆にとっての政治的守護神。

3.中世日本諸国にとっての国家的な守護神。

 

律令制において国司は任国内の諸社に神拝すると定められており、通説によると一宮の起源は国司が巡拝する神社の順番にあると言われている。律令制崩壊の後も、その地域の第一の神社として一宮などの名称は使われ続けた。現在ではすべての神社は平等とされるが、かつて一宮とされた神社のほとんどが「△△国一宮」を名乗っている。また、全ての一宮が加盟しているわけではないが、これら過去に一宮とされた神社は「全国一の宮会」を結成している。

 

江戸時代初期の神道者・橘三喜が延宝3年(1675年)から23年かけて全国の一宮を参拝し、その記録を『諸国一宮巡詣記』全13巻として著し、これにより多くの人が一宮の巡拝を行うようになった[要出典]。現在、一宮巡拝を行っている人々の集りとして「一の宮巡拝会」が結成されており、「全国一の宮会」と連携して一宮巡拝普及のイベントを行っている。

 

 

国名

神社名

重要文化財

国名

神社名

重要文化財

陸奥

石都都古和気神社

 

山城

賀茂別雷神社

国宝本殿重文多数

 

八槻都都古別神社

 

 

賀茂御祖神社

国宝東本殿西本殿

 

馬場都都古和気神社

本殿 201410重文

播磨

伊和神社 

 

常陸

鹿島神宮

本殿拝殿 幣殿

丹後

籠神社

 

 

鹽竈神社

左右 本殿

丹波

出雲大神宮

重文本殿 三間社流造

出羽

鳥海山大物忌神社

 

若狭

若狭彦神社

 

越後

弥彦神社

末社十柱神社社殿

但馬

出石神社

 

 

居多神社

 

 

粟鹿神社

 

 

天津神社

 

美作

中山神社

重文 本殿 中山造

佐渡

度都神社

 

備前

吉備津彦神社

 

上野

一宮貫前神社

本殿、拝殿、楼門

 

石上布都魂神社

 

下野

日光二荒山神社

多数  33棟

 

安仁神社

 

 

宇都宮二荒山神社

 

備中

吉備津神社

国宝  本殿及び拝殿 

下総

香取神宮

権現造本殿 楼門

備後

吉備津神社

重文入母屋造本殿狛犬

上総

玉前神社

 

 

素盞嗚神社

 

安房

安房神社 

 

伯耆

倭文神社

 

 

洲崎神社

 

因幡

宇倍神社

 

武蔵

氷川神社  

 

出雲

出雲大社

 

 

氷川女體神社

 

 

熊野大社

 

 

小野神社

 

石見

物部神社

 

相模

寒川神社

 

隠岐

水若酢神社

重文 隠岐造 本殿

 

鶴岡八幡宮 

 

 

由良比女神社

 

伊豆

三嶋大社

本殿幣殿拝殿

安芸

厳島神社

国宝本殿他 国宝重文

甲斐

浅間神社

摂社山宮神社

周防

玉祖神社

 

信濃

諏訪大社

上社6棟下社7棟

長門

住吉神社

 

駿河

富士山本宮浅間神社

本殿 浅間造

淡路

伊弉諾神宮

 

遠江

小国神社

 

讃岐

田村神社

 

 

事任八幡宮

 

阿波

大麻比古神社

 

三河

砥鹿神社

 

 

八倉比売神社

 

尾張

真清田神社

 

 

大粟神社

 

 

大神神社

 

 

一宮神社

 

美濃

南宮神社

本殿、幣殿拝殿他

土佐

土佐神社

本殿 幣殿及び拝殿

飛騨

水無神社

 

伊予

大山祇神社

本殿 拝殿 宝篋印塔他

越中

高瀬神社 

 

豊前

宇佐神宮

国宝 八幡造本殿

 

気多神社

三間社両流造

豊後

西寒田神社

 

 

雄山神社

五間社流造

 

柞原八幡宮

八幡造本殿 申殿 拝殿   

 

射水神社

 

筑前

筥崎宮

本殿 拝殿 楼門 鳥居

能登

気多神社

本殿拝殿神門摂社 

 

住吉神社

 

加賀

白山比咩神社

工芸品 国宝多数

筑後

高良大社

本殿・幣殿・拝殿鳥居

越前

気比神宮

両流造 本宮他

肥前

與止日女神社

 

近江

建部神社

重文木造女神坐像

 

千栗八幡宮

 

伊賀

敢国神社

 

肥後

阿蘇神社

神殿 楼門 御幸門 

伊勢

椿大神社

 

壱岐

天手長男神社

 

 

都波岐神社奈加等神社

 

対馬

海神神社

 

志摩

伊雑宮  

 

日向

都農神社

 

 

伊射波神社

 

大隅

鹿児島神宮

 

大和

大神神社

重文拝殿三ツ鳥居

薩摩

枚聞神社

 

河内

枚岡神社

 

 

 

 

 

片埜神社

 

 

新一之宮

 

摂津

住吉神社

国宝住吉大社4棟

蝦夷

北海道神宮 

 

 

坐摩神社 

 

津軽

岩木山神社 

本殿 拝殿楼門

和泉

大鳥神社

 

陸中

駒形神社  

本殿

紀伊

日前国懸神社

 

岩代

伊佐須美神社

 

 

丹生都比売神社

重文 本殿4棟他

知知夫

秩父神社  

 

 

伊太祁曽神社

 

琉球

波上宮   

 

 

 

二宮

文化財

三宮

文化財

陸奥

伊佐須美神社

2008年焼失

 

 

常陸

静神社

 

吉田神社

神明造 1948

越後

上弥彦神社

重文 阿弥陀堂 1563年

 

 

上野

赤城神社

文 本殿拝殿神明造

伊香保神社

 

相模

川勾神社

流造 1951

比々多神社

三間社流造

甲斐

美和神社

重文 木造大物主神立像

玉諸神社

 

武蔵

金鑚神社

重文 多宝塔(1534年)

秩父神社

社殿は徳川家康造営、権現造

三河

知立神社

重文 多宝塔  1509   

猿投神社

神明造  工芸品重文多数

尾張

大県神社

重文 三棟造大県造)  

熱田神宮

神明造 工芸品国宝重文多数

飛騨

久津八幡宮

重文 本殿三間社流造拝殿

 

 

信濃

矢彦神社

 

穂高神社

穂高造 式年遷宮

和泉

泉穴師神社

重文 本殿三間社流造 

聖神社

重文 本殿桁行3間梁間3間  

近江

日吉神社

国宝・重文多数 日吉造

多賀神社

大社造 県文多数

近江

 

 

御上神社

国宝重文多数 末社三宮

河内

恩智神社

文化財ではないが王子造 

 

 

播磨

荒田神社

 

住吉酒見神社

国登録住吉造 重文多宝

丹後

大宮売神社

重文 石燈籠2基うち1基

 

 

美作

高野神社

中山造 工芸品重文多数

 

 

備中

皷神社

重文 宝塔 花崗岩製

 

 

伯耆

大神山神社

重文 権現造 他多数

倭文神社

 

出雲

佐太神社

重文 正殿、北殿、南殿

 

 

安芸

速谷神社

流造

多家神社

 

長門

忌宮神社

 重文工芸品

 

 

土佐

小村神社

国宝 金銅装環頭大刀

 

 

 

 

 

 

2、全国の東照宮一覧表

 

wiki 

江戸幕府によって建立された日光、久能山などをはじめとして、各地の徳川・松平一門大名家、さらには譜代大名や徳川家と縁戚関係がある外様大名家も競って建立し、全国で500社を超える東照宮が造られた。当初は東照社、東照大権現などと称していたが、1645年(正保2年)に宮号の宣下があり、以降は東照宮と称するようになった。

 

明治維新以後に廃社や合祀が相次ぎ、現存するのは約130社とされる。(全ては、探査できませんでした33件です)

 

日光東照宮、久能山東照宮の二社ともう一社をもって日本三大東照宮とする東照宮は多く、仙波東照宮、鳳来山東照宮、滝山東照宮などが最後の一社として名乗っているようである。

 

 

 

「東照宮」神社

 

 

 

神社名

所在地

電話

リンク

文化財

1

北海道東照宮

北海道函館市陣川82-153

0138-32-2221

函館市観光

 

2

弘前東照宮

青森県弘前市笹森町38

0172-33-8240

wiki

重文 本殿

3

仙台東照宮

仙台市青葉区東照宮1丁目-6-1

022-234-3247

HP

重文 本殿他数件

4

水戸東照宮

茨城県水戸市宮町2丁目5-3

0292-21-3784

wiki

 

5

日光東照宮

栃木県日光市山内2301

0288-54-0560

HP

国宝 等多数

6

前橋東照宮

群馬県前橋市大手町3丁目13-19

027-231-2031

HP

 

7

世良田東照宮

群馬県太田市世良田町3119-1

0276-52-2045

HP

重文 本殿他数件

8

徳川東照宮

群馬県太田市徳川町

   世良田東照宮

神社探訪

 

9

東照宮

埼玉県さいたま市西区水判土

 

 

 

10

忍東照宮

埼玉県行田市忍本丸12-5

0485-56-2096

東照宮

 

11

仙波東照宮

埼玉県川越市小仙波町1丁目21-1

0492-22-1396

川越

重文 本殿他数件

12

八日市場東照宮

千葉県八日市場市イ2435

0479-72-1099

徳川

 

13

船橋東照宮

千葉県船橋市本町

 

徳川

 

14

上野東照宮

東京都台東区上野公園9-88

03-3822-3455

HP

重文 本殿他数件

15

芝東照宮

東京都港区芝公園4丁目8-10

03-3431-9658

HP

 

16

東照宮

東京都八王子市上柚木

 

神社人

 

17

東照宮

山梨県都留市川棚

 

甲斐

 

18

長窪東照宮

静岡県駿東郡長泉町元長窪717-2

0559-86-2106

東照宮

 

19

東照宮

静岡県富士宮市麓169-2

詳細不明

神社庁

 

20

久能山東照宮

静岡県静岡市根古屋389

0542-37-2438

HP

国宝 等多数

21

葵東照宮

静岡県浜松市葵東1丁目15-2

053-461-3429

東照宮

 

22

元城町東照宮

静岡県浜松市元城町111-2

053-452-3001

東照宮

 

23

鳳来山東照宮

愛知県新城市門谷字鳳来寺4

0536-35-1176

HP

重文 本殿他数件

24

滝山東照宮

愛知県岡崎市滝町山篭

0564-21-7209

愛知ナビ

 

25

岡崎東照宮 龍城神社

愛知県岡崎市康生町561 

0564-21-5517 

wiki

 

26

松平東照宮

愛知県豊田市松平町赤原13

0565-58-1621

豊田市

 

27

名古屋東照宮

名古屋市中区丸の内2丁目3-37

052-231-4010

愛知ナビ

県重文

28

飛騨東照宮

岐阜県高山市西之一色町3-1004

0577-32-1883

高山

県重文

29

伊賀東照宮

三重県伊賀市老川1103-2

0595-55-2512

HP

 

30

紀州東照宮

和歌山市和歌浦西2丁目1-20

0734-44-0808

和歌山市

重文 本殿他数件

31

玉井宮東照宮

岡山県岡山市中区東山1-3-81

086-272-0407

HP

県重文

32

広島東照宮

広島市東区二葉の里2丁目1-18

082-261-2954

HP

 

33

鳥取東照宮

鳥取県鳥取市上町

0857-22-6398

神社探訪

重文 本殿他数件

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

境内社に「東照宮」がある神社

 

 

 

神社名

所在地

電話

リンク

文化財

1

府八幡宮

静岡県磐田市中泉112-1

0538-32-4762

HP

 

2

貴船神社

静岡県磐田市掛塚町926-1

0538-66-2772

HP

 

3

浜松八幡宮

静岡県浜松市八幡町2

053-461-3429

HP

 

4

勝源寺

島根県大田市大森町イ430-1

0854-89-0252

大田市

 

5

法蔵寺

愛知県岡崎市本宿町寺山1

 

トリップ

 

6

日吉東照宮

滋賀県大津市坂本4丁目

0775-78-0009

琵琶湖

重文 本殿他数件

7

金地院東照宮

京都府京都市左京区南禅寺福地町

 

列島

重文 本殿他数件

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

徳川家康を併せ祀る神社

 

 

 

神社名

所在地

電話

 

 

1

出羽三山神社

山形県東田川郡羽黒町手向7

0235-62-2355

 

 

2

花園神社

茨城県北茨城市華川町花園567

02934-3-9212

 

 

3

赤城神社

群馬県勢多郡富士見村

027-287-8202

 

 

4

古尾谷八幡神社

埼玉県川越市古尾谷谷本1408

0492-35-1682

 

 

5

三峯神社

埼玉県秩父郡大滝村三峯298-1

0494-55-0241

 

 

6

大宮住吉神社

埼玉県坂戸市塚越241

0492-83-8672

 

 

7

浅草神社

東京都台東区浅草公園2丁目3-1

03-3844-1575

 

 

8

大国魂神社

東京都府中市宮町3丁目1-1

0463-62-2130

 

 

9

静岡浅間神社

静岡県静岡市宮ヶ崎町102-1

0542-45-1820

 

 

10

城岡神社

静岡県沼津市大手町3丁目5-16

0559-62-1540

 

 

11

田中神社

静岡県藤枝市郡729-3

054-638-0252

 

 

12

五社神社 諏訪神社

静岡県浜松市利町302-5

053-452-3001

 

 

13

伊賀八幡宮

愛知県岡崎市伊賀町東郷中86

0564-26-2789

 

 

14

豊崎宮

大阪府大阪市北区豊崎6丁目6-4

066371-5264

 

 

15

佐佳枝廼社

福井県福井市大手町3丁目12-3

0776-27-2754

 

 

16

松江神社

島根県松江市殿町1丁目

0852-23-3849

 

 

17

屋島神社

香川県高松市屋島中町140

0878-41-9475

 

 

18

掛川神社

高知県高知市薊野町1375

0888-45-0005

 

 

19

霊丘神社

長崎県島原市弁天町

09576-2-3446

 

 

20

諏訪神社

長崎県長崎市上西山町18-15

0958-24-0445

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  a15上野東照宮写真20140715ー12  グラフィックス1弘前東照宮 
    東京 上野東照宮                    青森 弘前東照宮

 

3、西国三十三箇所の一覧表

 

Wiki

西国三十三所は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場の総称。これらの霊場を札所とした巡礼は

日本で最も歴史がある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れている。

 

「三十三」とは、『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五』(観音経)に説かれる、観音菩薩が衆生を救うとき33の姿

に変化するという信仰に由来し、その功徳に与るために三十三の霊場を巡拝することを意味し、西国三十三所の観音菩

薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる。

 

西国三十三所に算えられる寺院は、第一番の那智山青岸渡寺から第三十三番の谷汲山華厳寺までに番外三か寺を加えて

36あり、その組み合わせは『寺門高僧記』以来、変化が無い。これら36の寺院は、規模をもとに4つに分類される。

 

一つ目は権門寺院に相当する有力寺院であり、興福寺南円堂(第九番)や醍醐寺(第十一番)など、6か寺が該当する。

これらの寺院のうち、清水寺と石山寺は三十三所に先立つ貴族の観音信仰において対象とされた各寺院の本尊がそのま

ま三十三所の信仰対象となっているが、他の4か寺では対象となっているのは寺の本尊ではなく、子院の本尊であるこ

とから、たまたま庶民信仰を集めた堂舎が三十三所に連なったと見られている。

 

二つ目は地方の有力寺院で、青岸渡寺(第一番)を始めとして24か寺と、数的に全体の3分の2を占め、三十三所の中

心的存在である。これらの寺院は多数の子院を従えた一山寺院であり、数百人、時には千人を越える僧を擁する地方の

有力寺院であった。寺院の本尊と三十三所の信仰対象とは多くの場合において一致するが、三十三所巡礼寺院であるこ

とは寺の性格全体にとってあまり重要ではなかった。

 

例えば、一番札所である那智の本尊は今日に至るまで那智滝の本地仏たる千手観音であるが、三十三所としての本尊は

如意輪観音である。千手観音とならんで如意輪観音が信仰の対象となるのは、12世紀初めごろと見られ、藤原宗忠の

『中右記』にその様子が見える。宗忠は、熊野権現本殿の前に設けられ、参詣者が参籠礼拝する「礼堂」に導かれ、社

僧から如意輪験所の由縁を説かれたのち、滝殿とその傍らの千手堂に参詣しており、如意輪堂は古くからの観音霊山内

の新たな霊場であった。

 

三つ目は京都市中の中小寺院で、六波羅蜜寺(第十七番)ほか4か寺が該当する。これらの寺院は平安時代から盛んに

なった京都近郊の洛中洛外七観音霊場巡礼に由来する寺院である。六波羅蜜寺の他、行願寺(第十九番)、頂法寺(第

十八番)は三十三所寺院であるとともに、洛中洛外七観音の一角であり、こうした京都近郊の観音巡礼寺院としての性

格は清水寺や石山寺にもあてはまる。こうしたことから、三十三所の成立は、京都近郊の観音巡礼を歴史的前提とし、

それらと地方の著名な観音信仰寺院との融合によるもであることが分かる。

 

四つ目の地方の小規模寺院は番外の3か寺が該当する。これら寺院はいずれも小規模な寺院であるが、三十三所巡礼の

縁起にまつわる寺院であり、三十三所の隆盛とともに花山院の縁起が広く知れ渡り、参詣者を集めるようになったこと

で番外に加えられた。

 

 

 山号   寺院名

 宗派

  所在地

 重要文化財

1

那智山   青岸渡寺

天台宗

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町

本堂 宝篋印塔

2

紀三井山 金剛宝寺護国院

救世観音宗

和歌山県和歌山市紀三井寺

楼門 鐘楼 多宝塔

3

風猛山   粉河寺

粉河観音宗

和歌山県紀の川市粉河2787

本堂、千手堂、中門、大門

4

槙尾山   施福寺

天台宗

大阪府和泉市槙尾山町

 

5

紫雲山   葛井寺(藤井)

真言宗

大阪府藤井寺市藤井寺

四脚門 国宝乾漆千手観音坐像

 

6

壺阪山  南法華寺(壷坂)

真言宗

奈良県高市郡高取町

礼堂  重塔

 

7

東光山   龍蓋寺(岡寺)

真言宗

奈良県高市郡明日香村

仁王門 書院 

8

豊 山   長谷寺

真言宗豊山派

奈良県桜井市初瀬

本堂 仁王門 登廊5棟 他

9

興福寺   南円堂

法相宗

奈良県奈良市登大路町

東金堂 五重塔 三重塔 他

10

明星山   三室戸寺

修験宗

京都府宇治市菟道滋賀谷

十八神社本殿

11

深雪山   上醍醐寺

真言宗醍醐派

京都市伏見区醍醐醍醐山

金堂 五重塔 清滝宮拝殿 他

12

岩間山   正法寺

真言宗

滋賀県大津市石山内畑町

 

13

石光山   石山寺

真言宗

滋賀県大津市石山寺

本堂 多宝塔

 

14

長等山 園城寺(三井寺)

天台宗寺門派

滋賀県大津市園城寺町

金堂 新羅善神堂 勧学院客殿

15

新那智山 観音寺

真言宗泉涌寺派

京都市東山区泉涌寺内町

 

16

音羽山   清水寺

北法相宗

京都府京都市東山区清水

本堂 仁王門 鎮守堂 三重塔

17

補陀洛山 六波羅蜜寺

真言宗

京都市東山区松原通大和

本堂 木造空也上人立像

18

紫雲山 頂法寺(六角堂)

天台宗

京都市中京区六角通東洞院

 

19

霊鹿山 行願寺(革堂)

天台宗

京都市中京区寺町通竹屋町

 

20

西山     善峰寺

天台宗

京都市西京区大原野小塩町

多宝塔

21

菩提山   穴太寺

天台宗

亀岡市曽我部町穴太東辻46

 

22

補陀洛山 総持寺

真言宗

大阪府茨木市総持寺町

 

23

応頂山   勝尾寺

真言宗

大阪府箕面市粟生町間谷

 

24

紫雲山   中山寺

真言宗中山寺派

兵庫県宝塚市中山寺

 

25

御嶽山   清水寺

天台宗

兵庫県加東郡社町平木

 

26

法華山   一乗寺

天台宗

兵庫県加西市坂本町法華山

三重塔 金堂 護法堂 妙見堂

27

書写山   円教寺

天台宗

兵庫県姫路市書写

大講堂 鐘楼 金剛堂 食堂

28

成相山   成相寺

橋立真言宗

京都府宮津市成相寺339

 

29

青葉山   松尾寺

真言宗醍醐派

京都府舞鶴市松尾532

 

30

巌金山 宝厳寺(竹生島)

真言宗豊山派

長浜市早崎町16641

唐門 観音堂 渡廊 石造塔

31

姨綺耶山 長命寺

天台宗

近江八幡市長命寺町157

 本堂 三重塔 鐘楼 護摩

 

32

繖 山   観音正寺

天台宗

滋賀県蒲生郡安土町石寺2

 

33

谷汲山   華厳寺

天台宗

揖斐郡揖斐川町谷汲徳積23

 

法起院

真言宗豊山派

奈良県桜井市初瀬町776

 

元慶寺

天台宗

京都市山科区北花山河原町13

 

菩提寺(花山院)

真言宗花山院派

兵庫県三田市尼寺352

 

 

 

 

4、坂東三十三箇所の一覧表

坂東三十三箇所とは、神奈川県・埼玉県・東京都・群馬県・栃木県・茨城県・千葉県にかけてある33か所の観音霊場の

こと。

源頼朝によって発願され、源実朝が西国の霊場を模範として札所を制定したと伝えられている。

第一番札所の杉本寺から第三十三番札所である那古寺までを巡拝すると、その道程は約1300キロメートルにもなる。巡礼者は全ての札所を巡拝(結願)すると、善光寺および北向観音に「お礼参り」をすることが慣わしとされている(上記2寺を参拝して結願とする場合もある)。お礼参りの始まりは江戸時代とされる。

また、西国三十三所、秩父三十四箇所と併せて日本百観音といいその結願寺は秩父三十四箇所の三十四番水潜寺となる。

 

No.

山号 

寺号

本尊

重要文化財

所在地 

1

大蔵山

杉本寺

杉本観音(十一面観音)

木造十一面観音立像

神奈川県鎌倉市 

2

海雲山

岩殿寺 

岩殿観音(十一面観音)

 

神奈川県逗子市

3

祗園山

安養院

田代観音(千手観音)

石造宝篋印塔

神奈川県鎌倉市

4

海光山

長谷寺

長谷観音(十一面観音)

梵鐘 文永元年(1264年)銘

神奈川県鎌倉市

5

飯泉山

勝福寺

飯泉観音(十一面観音)

 

神奈川県小田原市

6

飯上山

長谷寺

飯山観音(十一面観音)

 

神奈川県厚木市

7

金目山

光明寺

金目観音(聖観音)

本堂内厨子 木造聖観音立像

神奈川県平塚市

8

妙法山

星谷寺

星谷観音(聖観音)

銅鐘

神奈川県座間市

9

都幾山

慈光寺

(十一面千手千眼観音)

開山塔銅鐘法 華経一品経

埼玉県比企郡

10

巌殿山

正法寺

巌殿観音(千手観音)

 

埼玉県東松山市

11

岩殿山

安楽寺

吉見観音(聖観音)

 

埼玉県比企郡

12

華林山

慈恩寺

慈恩寺観音(千手観音)

 

埼玉県さいたま市

13

金龍山

浅草寺

浅草観音(聖観音)

二天門

東京都台東区

14

瑞応山

弘明寺

(十一面観音)

木造十一面観音立像

神奈川県横浜市

15

白岩山

長谷寺

白岩観音(十一面観音)

 

群馬県高崎市

16

五徳山

水澤寺

水澤観音(千手観音)

六角三重塔(輪蔵)県指定

群馬県渋川市

17

出流山

満願寺

出流山観音(千手観音)

本堂 - 県指定

栃木県栃木市

18

日光山

中禅寺

立木観音(千手観音)

木造千手観音立像

栃木県日光市

19

天開山

大谷寺

大谷観音(千手観音)

大谷磨崖仏 特別史跡

栃木県宇都宮市

20

獨鈷山

西明寺

(十一面観音)

楼門 - 入母屋造 三重塔

栃木県芳賀郡

21

八溝山

日輪寺

八溝山観音(十一面観音)

本堂寄棟造、茅葺

茨城県久慈郡

22

妙福山

佐竹寺

北向観音(十一面観音)

 

茨城県常陸太田市

23

佐白山

観世音寺

正福寺 十一面千手観音

 

茨城県笠間市

24

雨引山

楽法寺

雨引観音(延命観音)

木造観世音菩薩立像 多宝塔

茨城県桜川市

25

筑波山

大御堂

大御堂観音(千手観音)

 

茨城県つくば市

26

南明山

清瀧寺

清瀧観音(聖観音)

 

茨城県土浦市

27

飯沼山

円福寺

飯沼観音(十一面観音)

 

千葉県銚子市

28

滑河山

龍正院

滑河観音(十一面観音)

仁王門   

千葉県成田市

29

海上山

千葉寺

(十一面観音)

 

千葉県千葉市

30

平野山

高蔵寺

高倉観音(聖観音)

 

千葉県木更津市

31

大悲山

笠森寺

笠森観音(十一面観音)

観音堂  鋳銅唐草文釣燈籠 

千葉県長生郡

32

音羽山

清水寺

清水観音(千手観音)